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境界に生きた心子
境界に生きた心子
(星和書店)
境界性パーソナリティ障害をもつ恋人とのノンフィクション

「境界に生きた心子」(星和書店)(1/2)

境界性パーソナリティ障害を持つ恋人・心子(しんこ)さんと、波瀾万丈の日々をおくった
稲本雅之さん。彼女との甘い蜜月と凄まじい修羅場の日々をノンフィクションとしてまとめ、「境界に生きた心子」(星和書店)を出版。著書を通じて人間にとって愛情がいかに大切かということを社会に伝えられています。
今回はそんな稲本さんに著書「境界に生きた心子」(星和書店)」についてインタビューしてみました。
2009年11月08日
稲本雅之さんのプロフィール

京都大学工学部建築系学科中退
日本映画製作者連盟・城戸賞,小学館新人コミック大賞,講談社ちばてつや賞受賞
小学館ビッグコミックス『生死命(いのち)』1~2巻他

⇒ブログ『「境界に生きた心子」

心子さんとの想い出の場所
「神宮外苑の銀杏並木」

宜しくお願いします☆
まず、「境界に生きた心子」がどのような作品か教えて頂けますでしょうか?

境界性パーソナリティ障害の恋人・心子(しんこ)と過ごした波瀾万丈の日々を、ありのままに描いたノンフィクションです。甘い蜜月と凄まじい修羅場が繰り広げられた、壮絶ながらピュアでひたむきなラブストーリーでもあります。専門家が記したBPDの本は数多くありますが、当事者のパートナーの立場から描かれた物語は貴重だと思います。

どんな方に読んでほしい本ですか?

ボーダーの当事者・パートナーの方々、ボーダーに関心がある人、ボーダーのことを知らなかった人、全て。(ただしボーダー本人の方は、拙著に大変共感・感動してくださる場合と、ショックを受けたりパニックを起こしたりする場合の、両極に別れることがあります。予め充分ご留意ください。)また、ラブストーリーとして若い人たちにも読んでいただけたらと思います。

この本を世に出そうと思われたきっかけを教えて下さい。

元々物書きなので、心子とのドラマティックな出来事を、いずれ描きたいと思っていました。心子が残した足跡を消さないようにしたかったのです。またボーダーは極めて今日的な心の障害で、人々に伝える価値は大きいと考えます。

しかしながらボーダーは非常に理解されにくく、周りの人をも傷つけてしまうため誤解されやすいものです。ボーダーのことを人々に正しく知ってもらいたいというのが望みです。

境界性パーソナリティ障害の一つの特徴として、「本心ではないのに、周りの人をも傷つけてしまう」ということでしょうか。
稲本さんご自身は境界性パーソナリティ障害をもつ心子さんを恋人にもって、一番悩まれたことは何ですか?その悩みにはどう対処されていましたか?

BPDのパートナーなら誰でもそうだと思いますが、やはり目まぐるしい感情のアップダウンですね。何でもない些細な一言で、突然キレて攻撃してきたり、逆に傷ついてうつ状態になったり。

どんな反応をするか予想が付きませんから、細心の注意を払ってもトラブルが起きないように対処することは無理でした。起きてしまったら、ひたすら受け止めるしかありません。(僕はホスピス勉強をしていて、「受容」を身に付けいていたので。)

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