![]() 境界に生きた心子 (星和書店) |
境界性パーソナリティ障害をもつ恋人とのノンフィクション |
「境界に生きた心子」(星和書店)(2/2) |
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| 境界性パーソナリティ障害を持つ恋人・心子(しんこ)さんと、波瀾万丈の日々をおくった 稲本雅之さん。彼女との甘い蜜月と凄まじい修羅場の日々をノンフィクションとしてまとめ、「境界に生きた心子」(星和書店)を出版。著書を通じて人間にとって愛情がいかに大切かということを社会に伝えられています。 今回はそんな稲本さんに著書「境界に生きた心子」(星和書店)」についてインタビューしてみました。 |
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| 2009年11月08日 |
稲本さんと同じような境遇の方へお伝えしたいこと、アドバイスなどはありますか?

先程の答と繋がりますが、僕はとにかく心子の感情に巻き込まれないこと、動じないことを心がけていました。彼女がどんな理不尽な言動に出たとしても、それは本人が言っているのではなく、BPDがそうさせていることです。本心でも客観的なことでもないので、真に受ける必要はありません。
怒ったり傷ついたりして共倒れになっては、相手のためにもならないのですから。 当時はまだ情報がありませんでしたが、現在であれば、無制限に受け入れるだけでなく、「境界設定」が必要でしょう。
心子さんのことを深く考え、愛されていたんですね。
「境界に生きた心子」を書く上で大切にしていたことを教えて下さい。

ボーダーのことを描く場合、その大変さや特異性がどうしても前面に出てしまいますが、心子の魅力的な面を伝えることに腐心しました。そして、真に苦しんでいるのは彼女自身なのだということを、第一に分かってほしいと心がけました。心子は何よりも愛情に飢えているのです。
ボーダーに対する人々の理解を広めることによって、ボーダーの人や家族などの苦しみが少しでも減っていくようにと願っています。
本を書く上で苦労されたことは?
実体験の話というのは、自分の主観や苦労談に陥りがちですが、人に伝えられる客観的な文章が書けるようになるまで、3年くらい書き直しを繰り返していました。
また僕はシナリオを書いていましたが、シナリオというものはシンプルな表現を旨とし、文学的表現やレトリックは使わないことになっています。そのため拙著をやっと書き上げた段になって、文章が全く単調になっていることに気付いてしまいました。その後、できるだけ多彩な表現にするため何十回となく推敲を度重ね、膨大な時間がかかってしまいました。(パソコンの検索機能をフル回転させ、類語国語辞典と首っ引きでした。 (^^;))
本の出版を経て、今度どんな活動をされていこうとお考えですか?

拙著を原作として、映画・ドラマやマンガなど、映像化していきたいというのが夢です。より多くの一般の人たちに、ボーダーのことを知ってほしいのです。
今までも何回かプロデューサーに企画を提出したことがありますが、やはりボーダーが一般の人に受け入れられるのはまだとても難しく、お蔵入りになっています。(現在進行中の企画もありますが、もちろんいつボツになるか分かりません。)しかし難しいからこそやらなければならない、誰かがやらなければならないと、微力を尽くしています。
現在はブログやミクシィで、拙著やボーダーに関する情報などを発信しています。
稲本さんありがとうございました☆
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※画像提供:「☆カメラ散歩☆」「MASのページ」「Fractal Wallpaper」
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